Food for Thoughts / Wood for Thoughts:イベントレポート

2025年大阪・関西万博の北欧パビリオンでは、9月24日・25日の2日間にわたり、フィンランドが誇る「食」と「森林」に焦点を当てたイベントが開催されました
初日となる24日は、持続可能なフードシステムをテーマに、食文化と循環型社会のあり方について幅広く意見が交わされました。北欧が先進的に取り組む食のサステナビリティや、資源循環に根差した取り組みが紹介され、参加者は未来の食のあり方を考える貴重な機会となりました。同日、フィンランドのサリ・エッサヤ農林大臣と日本の庄子賢一 農林水産大臣政務官との間で、「農業・林業分野における協力覚書」が署名されました。
翌25日は「農業・林業」にフォーカスし、森と共生する社会の実現に向けた議論が展開されました。
国土の多くを森林が占める日本とフィンランドは、古くから森と深い関わりを持ってきました。両国が今回、循環型経済や持続可能な食料システムに関する方向性を共有し、新たな協力の枠組みを築いたことは、大きな一歩であると言えます。
「食」と「森」という二つのテーマが、未来の持続可能な社会を築く鍵であることが改めて示されるイベントとなりました。